ロックリンで低コスト!語学を上達させるには

日本から急に渡米した時の一番の心配は、やはり語学の壁ではないでしょうか。私もロックリンに引越して来た時はほとんど英語が理解できず苦労しました。普段の買い物程度であればそれほど英語を必要としませんが、やはり現地に早く慣れて英語でうまくコミュニケーションがとれるかどうかで海外生活の満足度は変わると思います。
ロックリンに住みながら極力お金をかけずに英語力を上げる方法について紹介します。

図書館のESLを活用する

ESL(English as a Second Language)とは、英語が母国語でない人に向けた英語学習プログラムです。ロックリンでは、図書館と公立学校の教室を使って昼間と夜にESLクラスを提供しています。おもに初心者~初中級向けの内容で、授業料、教材費などはすべて無料です。
また、英語を第2カ国語とする人たちが図書館の1室に集まって会話する「カンバセーションクラブ」もあります。スタッフが用意したテーマについて自由にディスカッションするというものです。ある程度の英語力があり会話のキャッチボールが成り立つ中級者向けだといえます。たいていメキシコ人が多いですが、中東やアジア圏を含めた色々な国出身の人たちと知り合えます。
さらに事前申込み制で、1対1で英語を指導してくれるチューター(Tutor)制度もあります。トレーニングを受けたボランティアが、個人の弱点や目的に合わせて英語を教えてくれます。自分で英語の家庭教師を雇うと高額ですから、これが図書館では一切タダなんて驚くべきサービスですよね。

短期集中派にはコミュニティカレッジのESL

ロックリンには、学費が比較的安くて評判の良い2年制の短大「シエラカレッジ(Sierra College)」があります。ここではリーディング&ライティング、リスニング&スピーキングなど、目的別のESLクラスが用意されています。最初に英語力のテストを受けて、自分のレベルに合った授業のみ受講できます。
学費は地域住民であれば安くすみます。例えば私の場合は、80分の授業を週に2回受けて全30回のコースが約100ドルとリーズナブルでした。ただ割とテキスト代が高いのと、駐車場代が別途かかります。授業時間とは別に、コンピューターラボでの自主学習がカリキュラムに含まれたクラスもあります。毎回の宿題、中間・期末テストもあるので受講している間は忙しくなりますが、無料のESLと比べると内容が充実していますし生徒のモチベーションも高いです。何より嫌でも英語漬けになるので、よい意味で負荷がかかり集中して英語を学べます。時間が許すのであればカレッジに通うのが英語上達の早道かもしれませんね。カレッジの通信講座も利用できます。

教会のESLクラスやボランティア活動を利用する

大小を含め30近くのキリスト教会がロックリン市内に建っていますが、その中には教会の活動の1つとして平日夜などにESLクラスを設けている所があります。またクラス以外でも、教会によっては小さい子供の世話をしたりイベントの準備を手伝うなどのボランティアをよく募集しています。教会のスタッフは親切な人が多いですし、興味のある活動に参加してみるのも1つの手です。相性がよければ実践でナマの会話力が身につけられそうです。
英会話が苦手、外国人にしり込みしてしまうというタイプの人は特に、英語ネイティブのアメリカ人よりも「母国語が英語でない」人とのほうが共通点も多く友達になりやすいと思います。母国語のアクセントが強くて英語が聞きづらい人もいますが、それはお互いさま。世界のさまざまな国の人と交流して違う文化を知るのは楽しいですし、ESLプログラムをうまく活用すると良いかもしれません。まずはアクションを起こしてみることです。

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