食品の買い物で日本人が驚くこと

国が変わればルールも変わります。使う単位が違うほか、日本では見ない場面に遭遇するなど、日本の常識は世界では通用しないのだと痛感することがあります。ロックリンに住むようになって気づいた、買い物時における日本とアメリカの違いについて挙げてみます。

単位が違う!BOGOの意味は?

ロックリンの食料品ストアでの買い物は、基本を知れば難しくありません。野菜や果物は量り売りが多く、自分が買いたい分だけ備え付けのビニール袋に入れます。単位が日本と違い、商品の量はlb(パウンド)かoz(オンス)で表示されています。「$1.99 / lb」と書かれていれば、1パウンド当たり1ドル99セントを意味します。1パウンド=約450グラム=16オンスと覚えておきましょう。「50c / ea」と買いてある物は、1個当たり(each)50セントです。誤解しがちなのがセール品に多い「5 for $10」などという表示で、5個で10ドルを指しますが、特に記載がなければ必ずしも5個買う必要はなく、1つだけ買っても$2です。
「BOGO Sale」という表記もよく使われます。これは「Buy One Get One」の略です。例えば「BOGO Free」とあれば「1つ買うと2つ目がタダ」になります。つまり、1つ5ドルの商品を2つ買えば本来10ドルですが、2つ目は無料になるので、2つで5ドルと半額になるわけです。

接客マナーに期待しない

買い物の最後にはレジに並び、ショッピングカートや買い物かごから商品を出してベルトコンベアの上に置きます。前後の買い物客の商品との間には仕切り棒を置いて区別するのが暗黙の了解です。スキャンした商品は、レジ係かヘルパーが袋に入れてくれます。ロックリンでもレジ袋は1枚10セントと有料になったので、自分でリサイクルバッグを持参すると良いでしょう。
日本では、支払い後にレジ係が「ありがとうございました」と客に言うのが定番マナーですが、アメリカでは逆に、買い物客の方が「Thank you」と言う習慣があります。愛想が悪くガムを噛んでいたり、商品の扱いが乱暴なレジ係もいたりするので腑に落ちないこともあります。店員同士おしゃべりしながら仕事するのも当たり前の光景で、マイペースで働く従業員が多い気がします。鼻や眉に大きなピアス、カラフルな髪の色、腕一面にタトゥーがあるなど、日本の接客業ではめったに見かけない店員の外見に、初めのうちは違和感を覚えるかもしれません。

それはマナー違反では?

スナックの袋やジュースなどを会計前に開封して店内で飲み食いしたり、子供に食べさせたりする買い物客が意外と多くいます。最後にレジで申告してお金を払っているようですが、支払いの済んでいない商品を無断で消費するなんて日本では考えられませんね。ぶどうやいちごなどを勝手に取って洗わないまま味見している人も見かけます。
ロックリンの食料品ストアには、たいていBulk(バルク)コーナーがあります。ナッツやドライフルーツ、穀類や粉類など種類が豊富で、新鮮なまま欲しい量だけ買えるので便利です。自分で備え付けの袋か容器に入れ、レジ係が分かるようPLU (Price Look-Up)コード(商品価格識別番号)をツイストタイや袋の表面に記入します。そこでもチョコレートなどを口に入れている人がいます。‟No tasting(味見は禁止)”と書いてあってもお構いなしです。いかにもアメリカ的でお茶目ととるか、非常識ととるか難しいところです。
アメリカで生活する際は、日本の行き届いたサービスを基準に比較すると不満が募るばかりです。常識の違いはお互いさまですから、どちらが良い・悪いで考えずに、ただ「違う」という事実を受け入れる、発想の転換が必要かもしれません。

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