カナダは国土が広いため、地域によっては物価に差がありますが、オンタリオ州ウォータールー市で買い物をすると大体どれくらいの物価なのでしょうか。渡米前にあらかじめ物価が高いものが分かっていると、日本にいるうちにある程度購入しておくことができますし、現地でもポイントを押さえておくことで大きく節約することも可能です。そこで今回はウォータールーの物価について、高いものから安いものなどについてご紹介します。
日本で安いものが高い!?ウォータールーで買い物する際に「高い!」と感じたもの
スーパーなどで買い物すると、日本と比べて販売されている商品は大きく、量が多いため、値段が高くなっています。そのため、初めてスーパーに行くと「物価が高い!」と驚いてしまうかもしれません。私がこれまでの買い物で感じた物価の高いものは、カリフォルニア米、魚、鶏肉、卵、スナック菓子、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどです。例えば、カリフォルニア米の種類によっては15lb(6.8kg)あたり17ドル(2017年9月で1カナダドル=約90円)と比較的安く売られているお米もありますが、安いものだと人によっては「おいしくない」と大きく好き嫌いが分かれるのが難点です。ちなみに、日本人が最も食べ慣れているタイプのカリフォルニア米は15lbで35ドル(約3150円)ほどかかります。日本より少量で販売されている割に同じくらいの値段がかかるので、買うたびに「ちょっと高い」と思ってしまいます。
また、カナダはサーモンやタラなどの白身魚だけで並ぶ魚の種類が少ないうえに、オンタリオ州ウォータールー市は海まで距離があることなどから値段も高めです。日本では安く買える鶏肉は、鶏胸肉でさえ2枚入り1パックでなんと10ドル近くする高級品。そのほかの商品も、日本で買えばさほど料金がかからないものばかりなので、ウォータールーで買い物をするのは慣れるまで物価の高さにショックを受けてしまうことがあるかもしれません。
野菜や果物類は比較的安め!セールやDollar Storeを活用して節約しよう
オンタリオ州ウォータールー市で買い物をする際に安いと感じる商品としては、野菜や果物、ジュース、水などが挙げられます。店舗によって値段は大きく変わりますが、野菜は特に根菜類が安いです。例えば、ジャガイモであれば5lb(2.2kg)で2~3ドルほど、果物ではスイカがまるまるひと玉を5ドルほどで買えることもあります。また、スーパーで野菜・果物類は1個売りで重さによって値段が変わるため、必要な量を無駄なく買うことができます。
次に節約ポイントについてご紹介します。カナダで買い物をする際は、必ずネットで各スーパーのチラシを確認してから向かうようにしましょう。カナダのスーパーは普段とセール時の値段が2倍以上違うということがよくあるからです。ウォータールーではほとんどのスーパーが水曜か木曜に1週間分のチラシを出していますし、翌週のチラシをネットで公開している店舗もあります。「この商品、先週2倍近い値段で買ってしまった!」なんて悔しい思いをしないためにも、チラシはぬかりなくチェックしましょう。
2つ目のポイントとしては、消耗品や一度しか使わない物を買うときはスーパーで買う前にDollar Storeに足を運んでみるという点です。これは日本でいう100均で、多くの商品が1ドル~5ドルほどで買うことができます。
家賃は日本より格段に高い!?その理由とは…
オンタリオ州ウォータールー市の家賃は、日本と比べてもと格段に高いです。我が家はマンションに住み、引っ越しも2度経験したのですが、1LDK~2LDKで1100ドル~1400ドルと、日本円換算すると10万円以上は軽くかかる計算になります。私は日本でも地方の出身なので、ウォータールーに引っ越してきたばかりの時は家賃の高さにとても驚いたのですが、これだけ家賃が高いのには理由があります。それは基本的に家賃には、マンション・一軒家関係なく、電気代やガス代、水道代、Wifi代が含まれ、中には家具家電が備えつけの物件もあるためです。ちなみに、我が家の家賃には電気代だけ含まれていないため、2か月に1回引き落とされるようになっていますが、家具家電はほぼそろっているのでこれまで車以外の大きな買い物はありませんでした。光熱費の料金が固定されていると、特に家族の多い家庭は光熱費の心配もありませんし、家具家電付だと滞在期間が決まっている家庭にとって余計な出費がないので節約につながります。