ウォータールーでの生活を潤す!語学力の磨き方と日本人コミュニティの探し方とは

カナダの中でも、オンタリオ州ウォータールー市は周囲に日系企業が多いことから、日本人家族が移住するケースが多くあります。新しい土地の生活は少なからず緊張がつきものですが、海外生活となると言葉は通じるのか、日本人への差別はないのか、日本人コミュニティはあるのかなどと、コミュニケーションにまつわる不安は後を絶ちません。そこで、この記事ではウォータールー生活の中でも特にコミュニケーションについて、現地で生活している私が「言葉」「カナダ人が抱く日本の印象」「日本人コミュニティ」の3つの面から説明します。

英語は生活するうえで欠かせないツール!現地で英語力を上げるための方法とは?

カナダの公用語は英語とフランス語ですが、オンタリオ州ウォータールー市ではほぼ英語だけで生活します。そのため、日本人にとってはフランス語が公用語の地域と比べて、ある程度言葉の敷居は低いかもしれませんが、英語が苦手な人にとっては慣れるまで苦労することが多いかもしれません。
そういった人には、市内にある語学学校や無料の英会話サークルに通うのがおすすめです。語学学校は、隣町・キッチナーに本校を置くSt. Louis Adult Learning and Continuing Education Centresの分校がウォータールー市内にも数校あります。永住予定の人はかなり格安で通えますし、駐在・留学のように一定期間のみ滞在する人でも比較的安価で学ぶことができます。また、英会話サークルもキッチナーと合わせると数か所あり、指導教育を受けたボランティアを先生に各所で週に1~2回ほど無料で開催されています。

漫画や食文化…日本文化に好印象を抱く人が多数

オンタリオ州ウォータールー市には、日本が好きだという人がたくさんいます。市内の図書館や書店には漫画がずらりと並びますし、複数ある日本食レストランは平日でもお客さんで賑わうほか、私がこれまで関わった人の多くが日本に好印象を抱いていました。
以前、私がカフェで日本人の友達と話をしていたときには、カナダ人の青年から日本語で話しかけられたことがありました。彼は漫画がきっかけで日本語に興味を持ってくれたそうなのですが、ウォータールー市内にはなかなか日本人がいないため、日本語で話していた私たちを見つけて話しかけてくれたのです。そのほかにも、ランゲージエクスチェンジ相手のカナダ人女性は会う度に好きな日本の芸能人について熱弁してくれましたし、時々行くジャパレスの店員さんは「日本文化が好きで、日本へ旅行に行って各地を巡った」と話してくれたこともありました。ウォータールー市は留学生や移民が多いので、さまざまな国の文化に対する垣根は低いのですが、日本から来たことを伝えると仲良くなれるきっかけになるかもしれません。

日本人とのつながりを見つけるには自発的な行動が不可欠

オンタリオ州ウォータールー市内に住んでいる日本人はあまり多くはありません。市内にはアジア人がとても多いので「この中に日本人がいるのでは?」とも思いますが、ほとんどが中国人ですし、現地の人と結婚して英語を話しながら歩く日本人も多いので、普段の生活で日本人を見つけることは滅多にないのです。しかし、市内には日系会や日本人が開くガレージセール、また日本人のお子さんがいる家族向けサークルや図書館のイベントなどがあるので、それらをきっかけに知り合いができることもあります。
私の場合は、2年ほどの中期滞在だったので日系会に入るのはハードルが高かったうえに、日系企業の駐在ではなかったので、主人の職場つながりで日本人と知り合うこともありませんでした。そのうえ、まだ子どもがいないのでイベントや教育関係で日本人とつながることもできません。
そこで私は、e-MapleカナダやKijiji(キジジ)といった掲示板や、ブログを開設&リサーチして積極的に活用して日本人を探しました。いずれも友達ができるまで長い期間がかかりましたが、今では友達の家にお邪魔して手巻き寿司パーティを開いたり、お茶会を開いたりして楽しい日々を過ごしています。

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