アメリカでは必須!車の運転免許

国土の広いアメリカでは、公共交通機関が発達した大都市でもない限り、乗用車での移動が欠かせません。運転を始める際に知っておくべき日本と異なる運転ルール、ロックリンで運転免許を取得するステップについて概要をお伝えします。

日本と違う交通ルール

アメリカでは車の運転席は左側となり、道路は右側を走行します。日本とは逆なことに慣れなくてはいけません。日本と異なる交通規則をいくつか挙げていきます。まず、右折する時に信号が赤でも、周囲の安全が確認できれば右折できます。踏切で一時停止する必要がありません。カーシート(日本でのチャイルドシート)の装着について日本より厳しく、2歳以下の子供は40パウンド(18.14kg)または40インチ(101.60cm)に達するまでカーシートを後ろ向きに装着すること、8歳または57インチ(144.78cm)に成長するまでブースターシートを使用することがカリフォルニア州の法律で定められています。
車が走るスピードは日本より速いかもしれません。制限速度が50マイル(時速80km)という一般道も多くあります。アメリカではほとんどの高速道路が無料で、ロックリン近辺の短距離ドライブでも高速を日常的に利用します。高速道路の制限速度は通常65マイル(時速105km)ですが、たいてい左側の最速レーンの車はそれより速いスピードで走っています。

免許を取る!その1:筆記テスト

日本で自動車の免許証を持っていれば、国際免許証を取得してから渡米することで1年間は運転できます。その後は、ロックリンのDMV(Department of Motor Vehicles)で試験を受け、免許を取る必要があります。まず身分証明を持ってDMVへ行き申込用紙に記入、指紋や写真を撮った後、申込金35ドル (2018年現在)を支払い簡単な視力検査も受けます。
次は、DMVの運転ハンドブックをもとに運転規則を学び、サイト上のサンプルテストなどで筆記試験対策をしましょう。日本語のハンドブックもオンラインで入手できます。準備ができたら予約してテストを受けますが、堅苦しさはなく立ったままマークシート式の問題に回答するだけです。制限時間も特になく、終わったらスタッフに提出し採点してもらいます。日本語で筆記試験を受けることもできますが、英語からの直訳で不自然な言い回しがあり逆に混乱を招く、という意見もあるので、言語を選ぶ際は注意した方がよさそうです。36問中31問以上正解なら合格で、次の実技試験へと進めます。不合格の場合は3回まで挑戦可能です。

免許を取る!その2:実技テスト

日本では教習所に通う人が多いですが、アメリカでは違います。筆記試験に合格すると、18歳以上の免許保持者が同乗していれば一般道を運転できるのです。ロックリンにもドライビングスクールはありますが、利用者は高校生など若者が大半で、たいていは家族の車で練習して実技試験にのぞむようです。練習中のドライバーが路上で運転していても、外から区別がつかないので怖い気がしますよね。日本では義務付けられる初心者マークや高齢者マークがないのが残念です。ちなみにカリフォルニアでは15歳半から免許が取得でき、高校へも車で通えます。
DMVの実技試験では、自分の車を使います。初めに車の操作について質問された後、助手席に審査官を乗せ、指示に従って30分ほど一般道を運転します。計3回何らかのミスをすると不合格です。実技運転を終えてDMVに戻ると、車内ですぐに審査官が合否を教えてくれます。
一度免許証を取得すればあとは慣れです。ロックリンは道路の幅や駐車場が日本に比べだいぶ広いので、高い運転技術がなくても比較的ドライブしやすいと思います。

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