生活の基本!サラン・レ・バン(Salins les Bains)の食と教育

狭い谷間に拓かれたサラン・レ・バンには、急こう配の狭い道がたくさんあります。実際に歩いてみると、いたるところに道と道とをつなぐ狭い階段があり、街中の移動は徒歩の方が便利な場合もあります。雨の多いこの街では、苔むした石垣や草の生えた階段、多くの湧水が魅力のひとつで、眺めながら散策をしている人も多く見られます。ここでは、そんなサラン・レ・バンでの生活について食と子供の教育に注目して紹介します。

やっぱり日本人!日本食が恋しくなったら?

サラン・レ・バンは小さな街ですが、スーパーや衣料品店、ガソリンスタンドなどがあり、生活用品は手に入ります。日本食材店やアジアショップはないため、日本食の材料は3軒あるスーパーのエキゾチックコーナーで手に入れます。米はイタリア産の「さくらライス ジャポニカ米」が売られていて日本の米と同じような味です。他にも、醤油や海苔、乾麺の蕎麦、寿司酢、インスタント麺などがありますが、それほど多くの品目を扱っているわけではないので、保存が効く食品については大きな街に行ったときにまとめ買いしてもいいでしょう。フランスはBioや健康食品のコーナーが充実していて、糸こんにゃくや豆腐などが売られていることもあります。レストランやバーも何軒かありますが、日本食が食べられるレストランはないため、これも40〜50分かけて大きな街に行かなければなりません。フランスでは寿司が人気で、大きな街には必ずと言っていいほど寿司レストランがありますが、日本人が経営していることは稀です。

酪農品の一大産地!フランシュ・コンテの食を満喫

サラン・レ・バンのあるジュラ県は、2016年に合併されてブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方となるまでは、フランシュ・コンテ地方と呼ばれていました。フランシュ・コンテのジュラ山脈一帯で厳しい条件のもとで飼育された牛のミルクから、職人がひとつひとつ手作業で熟成して作られる有名なチーズのひとつにコンテと呼ばれるチーズがあります。名産品でもあるコンテはフランス国内にも広く流通しており、有名なチーズのひとつです。また、近隣にはモンドール、モルビエというチーズやソシス・ド・モルトー、ソシス・ド・モンベリアールというソーセージなど原産地呼称の酪農製品がたくさんあることから、これらを使ったラクレットと呼ばれる料理が人気です。ラクレットは溶かしたチーズを茹でたジャガイモやソーセージ、ハムなどにかけて食べる料理です。そのため、多くの家庭でチーズを溶かすための卓上調理器具を持っていて、ラクレットのシーズンの冬に知り合いの家にお呼ばれすると、かなりの頻度でこの料理を食べることになります。

郷に入っては郷に従え!?サラン・レ・バンで受けられる教育とは

サラン・レ・バンには幼稚園から高校までの学校があり、保育所もあります。幼稚園、小学校はいずれも規模が小さく、複式学級が多いのが現状です。さらなる児童の減少に伴って、公立小学校の2校は一部の学年の合併の話が出ています。保育所の受け入れ人数もかなり少ないですが、フランスには自宅で子供を預かってくれるベビーシッターが数多くいて共働きの家庭などでよく利用されているため、必要があれば検討してみてもいいでしょう。インターナショナルスクールや日本語学校はないため、フランス語以外の語学で学習をすることは難しい環境です。しかし、フランスは日本よりも移民などが多いせいか、先生たちもフランス語を話せない生徒の受け入れに慣れており、事前にフランス語を学んでいない外国人の生徒でも安心して預けられる場合が多いです。また、フランスでは小学校でも飛級や落第があり、ほとんどのクラスに年齢の違う生徒がいるので、フランス語での授業についていけなくても他のフランス人の子供たちと一緒に同じ学年をやり直すこともできます。

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