サラン・レ・バンのあるジュラ県はジュラ山脈の入り口に位置しており、その地理的特徴を生かした多くのアクティビティがあります。ここでは、ジュラの自然を存分に満喫できるいくつかのアクティビティを紹介します。週末やバカンスに、ぜひみんなで出かけてみてください。
冬はスキー!
サラン・レ・バンの雪は年に数回積もる程度ですが、車で1時間ほどの距離にいくつかのスキー場があります。レ・ルス(Les Rousses)はスイスとの国境にあるスキー場で、この辺りで最も大きいスキー場のひとつです。2018年現在、スキーパスの料金は大人一日26.3ユーロで、子供料金、シニア料金もあります。フランスではノルディックスキーも人気があり、専用のゲレンデもいくつかあります。道具も大人用一式を半日10ユーロ程度でレンタルできるので、気軽に挑戦してみるといいでしょう。ほかにも、ラケットをはいての散歩など、冬のアクティビティはいろいろあります。サラン・レ・バンは標高がおよそ350mで、冬の間は雨や曇りの日が多いのですが、スキー場は1000m以上の標高のところがほとんどです。たとえサラン・レ・バンが雨でも、山では雪のことが多いためインターネットでゲレンデの情報をチェックしておきましょう。
夏はアクロブランシュ!
サラン・レ・バンにある2つの要塞のひとつ、サンタンドレ(Saint André)の隣にはアクロブランシュがあります。アクロブランシュは木の上に作られたアスレチックで、子供から大人まで楽しめるアクティビティです。サラン・レ・バンのアクロブランシュには難易度別に4つのコースと子供用コースがあります。料金は、コースによって大人が20~22ユーロ、子供が10~15ユーロです。専用のハーネスも料金に含まれており、インストラクターによるデモンストレーションもあるため、安心してアスレチックを楽しむことができます。ただし、サラン・レ・バンのアクロブランシュが開いているのは夏の間だけです。6月は週末と祝日の午後1時から6時、7月と8月は毎日午前10時から午後6時までの営業時間です。サンタンドレから街を見下ろす景色もすばらしいので、ぜひ一度試してみてください。
牧場見学に行ってみよう!
サラン・レ・バンのあるジュラ県は一大酪農地です。ジュラ紀の語源ともなったジュラ山脈はスイスとの国境をなす高原で、サラン・レ・バンの周辺にも数多くの牧場があります。サラン・レ・バンのコミュニティに入れば、知り合いやさらにその知り合いに牧場で働いている人を探すのも難しくありません。そして、牧場を見たいと頼めば気軽に牧場を見せてくれる人も多いので見学してみてください。また、街の周辺を散歩していて牧場の近くを通りかかったときに頼んでみるのもいいでしょう。夕方は牛の搾乳をする時間なので、牧場の付近を歩いていれば牛を呼び集めるようすを見ることもできます。この辺りの乳牛はモンベリアールという種類で、搾乳されたミルクのほとんどがチーズを作る原料となります。付近のチーズ工場でも見学を受け付けているところがあるので、チーズの製造過程を見に行くのも楽しいかもしれません。