やはり恋しい日本食。ロックリンで和食材をどう入手する?

カリフォルニアはアメリカの中でも人種が多様な州です。そのため現地の大手スーパーでもアジア食材コーナーがあり、日本の食材が多少は置かれています。ただ、種類が少なく値段もかなり高めですし、日本のメーカー品と味や質が異なることもあるので、欲しい物すべてはとうていそろいません。アメリカで暮らすとやはり日本食が食べたくなります。そんな時、ロックリンに住む日本人が食材を調達できる店はどこにあるのでしょうか。

エリア唯一の日本食材専門店、オトズ

日本の商品を幅広く扱う日系スーパーは、サクラメントにあるオトズ(Oto’s Marketplace)のみです。ロックリンからは高速で片道30分かかるため頻繁には行けませんが、お米はもちろん各種調味料やおかずの素、酒類・菓子類まで品ぞろえが充実しています。鮮度が心配な刺身もここなら安心して買えますし、店内キッチンで作られたにぎり寿司や、日本の惣菜店を思わせる弁当や丼ものなどもあります。日本製の電化製品や和食器、日用品なども販売しているほか、店内の一部がダイソーのコーナーになっていて値段は1.50ドル均一です。
オトズに来ると気分が上がりあれこれ買いたくなりますが、当然ながら日本からの輸入品はかなり割高です。日本で買う値段の2~3倍はするのが残念なところです。それでも現地在住の日本人にとっては、日本の商品が手に入るというだけでオトズは有難い存在なのです。

韓国系、中国系のアジアンマーケットを賢く利用

日系スーパーにこだわらなければ、食文化が似ている韓国系や中国系スーパーもあなどれません。KP(Koreana Plaza)は、韓国系ですがインターナショナルマーケットとして世界各国の食材を売る大型店です。場所はランチョ・コルドバ(Rancho Cordova)でロックリンから車で約30分とオトズ同様です。いろいろな国の料理が選べるフードコートを併設していて、我が家はたいていKPで買い物する前後にここで食事するパターンです。
中国系のチェーン店、99ランチマーケット(99Ranch Market)のほうは、車で約20分のフォルサム(Folsom)に新しくできた店です。中国人をターゲットにした商品が多いですが、日本人にも相性の良いベーカリーやチャイニーズデリが店内にあります。
どちらの店もオトズの日本商品の品ぞろえには負けますが、和洋食や中華料理を作る際のひととおりの食材は買えます。生鮮食品はこの2店のほうがオトズより値段が安く種類も多いので、欲しい商品や好みによって店舗を使い分ける日本人が多いようです。

じつは近くにアジア食材店「オリエンタルマーケット」あり

ロックリンの隣町ローズビルにアジア食材店「Oriental Market」があります。フィリピン人が経営する東南アジアの食材がメインの店です。お米もここで買えますし、味噌や納豆、乾物など最低限必要な物はそろいます。また、生の魚介類をまるごと量り売りしていて、スタッフに頼むと切り身にしてくれます。野菜売り場ではかぼちゃや大根、里芋なども置かれていますが、たまに鮮度がいまいちです。全体的に日本の商品が少ないのと値段が少し高いのがネックですが、一番近いので緊急時の調達には便利です。
ちなみにお米について言いますと、ここで通常日本人が買うのはカリフォルニア産の短粒または中粒米です。地元サクラメント産のコシヒカリなどもあります。日本米に近い美味しいお米が食べられるのは嬉しい限りです。アメリカでも住む場所によっては日本食材の入手が困難な人、買い出しに何時間もかかる人がいますので、それを考えればロックリンは恵まれているのではないでしょうか。

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